一般的にマンション管理業務の対象は共有部分のことであり、管理者はそのマンションの管理組合となります。
なので管理組合は1年間の業務を予算化し、区分所有者から集める管理費等で業務を行います。
少しややこしいのはマンションという建物が特殊建築物にあたり区分所有の建物になるので、特別な法律に従った管理や法定点検等が必要になる事ですね。
そこで管理会社に依頼してすべての業務を任せようとなる訳です。
管理組合の理事といっても仕事や生活があるので、業者との打ち合わせや立ち合いも含めまとめて管理会社に委託するのは良いと思います。
但し考えて欲しいのは何を委託するのか!です。年間計画の中で自分達でできる事と手間や時間がかかる事を整理してください。
これまで何年間も運営してきた管理組合なら年間管理計画表等もあるはず。管理会社への不満やコストを指摘する前に、まずは管理組合として
何を管理会社に委託するのか考えて整理してみてください。
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まず大前提として<長期修繕計画表>の作成と内容を理解ください。ポイントは各設備(各部位)の耐久年数と年度ごとの予算です。
これは後で触れる<修繕積立金>に大きく関わってきます。
よくある相談事例として *大規模修繕工事を控えているがどうしたらいいのか *大規模修繕工事の費用が不足している *管理会社に値上げを要請されている
といったものがありますが、相談段階では手遅れで厳しい状況が多くなります。
くどいようですが自分達の所有している建物マンションの修繕工事です。目的は主に建物の維持となりますが、余分な工事や費用がかからないようにするためにも内容の理解は必須です。
工事の内容や材料等は知識が必要でわからないという意見も聞きますが、そんなことは専門家に任せればいいんです。
いろいろ進めていく為の準備や段取りもなかなか理事だけでは難しいのが現実で、全てを管理会社に丸投げしている状況が多い為に、上記のような相談となってくると思われます。
自分達だけで難しければ味方を増やせば良い。管理組合側で一緒に検討できる専門家を仲間にすれば良いのです。
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*管理組合理事だからと難しく考える必要はない!
*専門業務や手間や時間がかかる事は専門家に任せればいい!
*大切なのは区分所有者(住民)の意見。それをどうやってまとめ実行するのか!
*味方にすべきはマンション管理に精通している<マンション管理士>
*但し<マンション管理士>にもいろいろなタイプの方がいるのでご注意を!
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